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戦場じゃないよ。。農場カメラマン 伊東隼の壮絶な生き様


写真家:伊東 隼

日本で唯一、いや世界で唯一かもしれない「農場カメラマン」という肩書きを持ったカメラマンが北海道にいる。彼の名は伊東 隼(いとうはやと)。

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伊東さんは旭川出身で旭川を活動の中心に置き、朝から農場へ出かけて日が暮れるまで、毎日のように日照りや風雨に耐えながら、畑や田んぼのど真ん中で唯一度しか訪れないその瞬間を待ち続けている。

伊東さんが農場カメラマンへ転身した動機は、失われつつある農業や酪農のシーンを記録しなければ、そしてその価値を世界に発信して伝えなければという、ある種の使命感にかられたことがきっかけだ。それまでの安定していたサラリーマン生活を捨ててまで、写真を通して北海道農業を世界に発信しようという伊東さんの思いに、手段は違うけど同じように農業をサポートする同志として、僕はすっかり心を奪われてしまった。

普段はアルバイトをしながら生計を立てている

しかし、伊東さんの収入は不安定で、写真を撮るだけでは生活できないため、ときには農作業を手伝ったり、屋根の雪下ろしをしたり、軽作業のアルバイトをしたりしながら、なんとか暮らしている状況だという。そこまでして、写真を撮る意味があるのか?と周りから言われることもあるそうだが、伊東さんの信念は揺るぎない。

写真を撮らせてもらうために、農家を1件1件周り、撮影許可をもらうそうだが、適当にあしらわれることは当たり前、怒鳴られることや、塩を巻かれることもある。そんな中、撮影許可をもらったある農家から言われた言葉が伊東さんを突き動かしている。「農業にはあんたのような人が必要だ。写真を通して、俺たちの現状を世間に発信して欲しい。」そう伊東さんを励ました農家が、許可をくれた一週間後に、首をつって亡くなったそうだ。

そんな声なき農家の願いが通じたのか、伊東さんの写真は海を越えて、今年の9月4日からイタリア、ミラノで開催されるミラノ国際博覧会に出展が決まったという。

投稿者について

大沼 康介

大沼 康介

url: http://asa.hokkaido.jphttp://ksk.hokkaido.jp
北海道札幌市生まれ(1969年)石狩市在住。農業をサポートする仕事に携わって10年、知れば知るほど農業界の奥深さを実感。 多くの起業家が生まれる土壌を北海道に作りたい。 北海道の開拓魂が日本を変える力になると信じて、起業と新産業の創出を後押ししていきたい。 新規事業のサーバーとしての役割を発揮できるよう、自分自身も起業家精神を忘れることなく邁進していきます!

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