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なぜ、日本の農業を応援しようと思ったのか? パート2


こんにちは。経営コンサルタントの境です。

 

前回は、経営コンサルタントとして独立した時点で「食関連」と「農業」のコンサルは出来ないと思っていたのに、今はこの道を歩んでいる、その理由について語ってみました。

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(前記事:なぜ、日本の農業を応援しようと思ったのか?

今回は、その続きです。

 

私、会社員時代は農業に対する偏見をもっていました。

どんな偏見かというと、国から守られている特殊な業界だと思っていたのです。

第二次世界大戦以降、国策として莫大な税金が投入され続けていますし、それはこれからも同じだろう。だから、農業を取り巻く組織(例えば農協とか)がやるべきことをやれば問題なかろう、そんな印象でした。

 

ひとりの消費者として考えたとき、その気持ちは更に膨らみます。

スーパーを選ぶ基準は安いかどうか。店に入ると1円でも安い食材に目がいきます。もちろん、営業企画を担当していた会社員時代の仕事柄、店舗の周辺環境や立地条件、陳列方法やPOP等には注目していたのですが、消費者になった途端無頓着な買い方をしていました。デフレの進行で、より安い物に意識が向いていたわけです。

そして、そんな生活に特別な不満や不安、困ったこともありませんでした。

日常生活で農業を想う瞬間なんて全くといっていいほど無かったわけです。

 

そんな私に舞い込んだ独立後の初仕事が農商工連携認定事業者の支援でした。

さらにその後、今でいう6次産業化を10年以上続けてきた農家さんとの出会いもありました。

共通する農産物はトマト

どちらも、めっちゃ美味しいトマトを作っていました。

数年前にトマトブームが来ましたが、その何年か前のことです。

この出会いでびっくりしたのは、トマト農家には膨大な補助金が注入されていないことでした。全ての農家は補助金で守られている、そう、漠然と思い込んでいたので。

 

民主党政権に代わったとき、農家の個別所得補償制度が出来ましたね。

ちょっと乱暴ですが、これをザックリ説明します。

従来は農協を経由して農家に注入されていた補助金を、農協経由ではなく農家に直接注入する制度です。(ホントに乱暴すぎるかも)

だから、決算書等を拝見すると、どれだけの補助金が個別農家に支払われているのか直ぐに分かります。

 

もちろん、個別農家に対する補助金が全てではありませんが、私が出会った農家の場合、共同施設や土木工事といった補助金の恩恵もほとんどありませんでした。

 

そこで初めてあれ?と思ったんです。

 

その次に出会ったのは大規模畑作農家さん達でした。

畑作農家の場合、所得補償の対象になる作物を選んで輪作するわけです。

これは、単に補助金を狙うのではなく、畑作の連作障害等を考慮して作付計画を作るんですね。その後に、稲作農家さんや酪農家さんと出会いました。これらの業界は手厚い補助制度に守られています(と、当時は思い込んでいました・・・後日談は次回にします)。

 

この段階でようやく、ひとつのことに気付きました。

全ての農家が国から守られているわけではないこと。

守られていない農家を支えたい!

そう思ったのは当然の流れでした。

・・・続く

投稿者について

境 毅

境 毅

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糞尿で世界を救う事を夢見る、愛妻家でゲーマーなコンサルおじさん。

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