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牛乳の流通って?


酪農家 ⇒ 生産者団体(JA系統)⇒ 飲用牛乳工場(メーカー)⇒ 卸 ⇒ 牛乳販売店

(1)酪農家段階

製品となる前の段階の牛乳を生乳と呼ぶ。この生乳生産を行うのが各地の酪農家である。酪農家は基本的に毎日搾乳を行う。酪農家が管理している乳牛のうち、子牛を産んで乳を出す牛を搾乳牛といい、305日間生乳を出す。その後、次の子牛を産ませるまで乾乳期と呼ばれる休養期間があり、60日間は搾乳をしない。また、搾乳牛であっても、乳房炎などの病気になっていたりする場合には搾乳を行わない。このように、酪農家は日々搾乳をするが、その際に搾乳してよい乳牛を個体識別している。搾乳された生乳は、バルククーラーと呼ばれる冷却タンクに集められ、冷却されて、出荷先である生産者団体から差し向けられた集乳車に引き渡す。

(2)生産者団体段階

生乳の取引は、主に農協や酪農協といった生産者団体と乳業メーカーの間で行われる。このため生乳の集荷は生産者団体が行う。管轄内の酪農家を集乳車と呼ばれるタンクローリーが廻って集乳する。このとき、複数酪農家の生乳が混ざる。これを合乳と呼ぶ。合乳された生乳を、契約している乳業メーカーの飲用牛乳工場へ搬送する。

(3)飲用牛乳工場段階

乳業メーカーの工場では、集乳車を受け入れる際に生乳の衛生検査を行い、受入基準を満たした生乳であるかどうかを判断する。検査に合格した生乳は貯乳タンクに受け入れられ、冷却保管される。メーカーの貯乳タンクの容量は様々だが、この際、複数の集乳車の生乳が混ざるのが普通である。こうして貯乳された生乳に対して殺菌・均質化といった処理を行い、さまざまな飲用乳製品を製造する。製品は充てん前に再度、成分検査などを行った上で紙パックや瓶などのパッケージに充填され、箱詰め・梱包を行い出荷される。

(4)卸売段階

飲用乳製品は、メーカーからスーパー・CVS(コンビニエンスストア)などの物流センターへの直接納品も進んでいるが、卸を経由することも多い。ただし卸を通じた取引であっても、物流上はメーカーから販売段階まで直接配送され、決済のみを卸の口座を通じて行う、いわゆる帳合取引を行うケースも多い。

(5)販売段階

スーパー、CVS、牛乳販売店などは、大規模な流通であれば乳業メーカーから直接物流センターへ納品されることも多い。また、学校給食ではメーカーから直接販売されるのが普通である。以上のように飲用乳製品は製造・流通・販売されている。

投稿者について

大沼 康介

大沼 康介

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北海道札幌市生まれ(1969年)石狩市在住。農業をサポートする仕事に携わって10年、知れば知るほど農業界の奥深さを実感。 多くの起業家が生まれる土壌を北海道に作りたい。 北海道の開拓魂が日本を変える力になると信じて、起業と新産業の創出を後押ししていきたい。 新規事業のサーバーとしての役割を発揮できるよう、自分自身も起業家精神を忘れることなく邁進していきます!

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