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大豆を捨てた日本人!?


日本の食卓には大豆由来の食品群は多いのだが、大豆の自給率は7%だ。そう、日本人はとっくの昔に大豆の生産を止めてしまった。

しかし、筆者は農家を責めることはできない。大豆は自由化されて、どっと外国産が輸入されるようになって農家は生産する意欲を削がれてしまったのだ。日本人も原料の出所を気に留めることもなく、日々食卓で大豆由来の食品を摂っている。結果、7%の数字だ。

国内消費の93%は海外に依存している国だから、世界の主流・遺伝子組み換え大豆も口先では「ノー」、「国内での栽培もダメ」とはいっているが、本当はあまり気にかけていない。なぜなら輸入された家畜飼料には、当然遺伝子組み換え大豆が使われているのだから。日本人が避けている食べ物なら、動物にだって与えないのが本来の日本人のとるべき道。食前、「いただきます」の良き習慣があるではないか。ここに、生き物に対する畏敬の念が込められている。現代人はこれを忘れていないか。だから、家畜にだって安全な食べ物を与えたい。この家畜は食肉となって食されるのだから「いただきます」なのだ。世界で唯一の日本人の美徳なのだ。

日本の和食がユネスコの世界文化遺産に登録されているが、筆者はとても諸手を挙げて喜べない。せめてこれを機に、内実の伴う和食復活をしてもらいたいものだ。特に、大豆にとことんこだわってである。大豆は日本人にとって、米と同格の存在ではないのか。7%の自給率では世界に和食文化を発信するにしても恥ずかしい食文化といわざるを得ない。

そこで、小紙イーハトーヴで展開中だが、消費者が巻き起こす「大豆チェン」を提唱したい。国産大豆を使った食品選びである。やがてメーカーが国産大豆への切り替えが始まり、農業者が需要に合わせて量産体制をとることになる。消費者運動が日本の農業を変えていく、そんな考え方を持ち合わせたいものである。いざ!

投稿者について

山田 勝芳

山田 勝芳

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留萌市生まれ(1952年)の札幌育ち。地元出版業界にどっかり根を下ろすこと40年。外に対しては「本州資本に対抗する視点、脱・植民地の視点」、内に対しては「真に豊かな北海道共同体づくり」という理念の下、実体験に基づく北海道論を展開。現在、月刊ISMとイーハトーヴを主宰。

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